TPP 農業へのメリットはどんなものか?

TPP 農業へのメリットはどんなものか?

TPP 農業へのメリットはどんなものか?

TPPについて農業部門からの反対が多いことは事実です。
農協がTPP加入反対に挙げている理由を簡単に言うと

 

「安い外国の野菜がスーパーに並ぶと、日本の農家が失業しちゃうよ?」
「すると安全な日本の野菜が食べられなくなっちゃうよ?」
です。

 

確かにその可能性は否定できません。
でもメリットだってあるはずです。
TPP参加による農業へのメリットはどのようなものでしょうか。

 

それは、反対の理由と真逆になりますが、
「日本農家の市場が外国に拡大して、農家が儲けるチャンスが広がる」
ということです。

 

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例えば過去に日本国内の米があまりとれずに、米不足になったことがありました。(1993年米騒動)
そのとき安いタイ米などのお米をたくさん輸入しましたが、美味しくないという理由でほとんど売れずに廃棄されていました。
タイ米5円でご自由にお持ち帰りください、なんていうスーパーもありました。
日本のお米は美味しいんですね。

 

 

リンゴやミカン、そして牛肉、こういったものは既に安いアメリカ産のものがスーパーで並んでいます。
しかし日本の果物や牛肉の方が美味しいと言われ、現在実際にリンゴやミカン農家、畜産は生き残っているのは事実です。
そして実際に日本のサクランボやイチゴなどは世界中から愛されていることも事実。
もちろん、輸入品には関税がかかっているので、今農家が生き残っているから大丈夫というのは言い過ぎです。
しかし、少なくとも安全性と味では日本の農作物は世界から見てトップクラスです。

 

 

農林水産省のHPでは、

近年、健康的であるなどのイメージやおいしさ、見た目の美しさ等の理由から日本食が世界的なブームとなっている。
海外の日本食レストランは2万店を超え、また、近年は訪日する外国人が増加しているが、その動機の上位に「日本食」を食べることがあげられるなど、海外での日本食人気は今後も高まるものと思われる。

と日本の農林水産物の輸出額が増えているデータを紹介しています。

 

 

一方、日本はまだまだ農産物の輸出に関しては発展途上だという意見もあります。(参考:高品質の日本の農産物が海外で売れない理由
世界農作物輸出額ランキングをみると、
オランダは九州と同じ面積しかありませんが、790億で世界2位。
日本は27億ドルで世界21位です。

 

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農産物輸出大国と呼ばれるオランダは2010年に農林水産省と経済産業省を一体化する省庁再編を行って国を挙げて農産物の輸出に力を入れています。

 

確かにオランダと比べると日本の農産物の輸出が遅れているかもしれません。
しかし日本の農産物の海外での反応を見れば、遅れている=「伸びしろ」でもある訳です。
日本が本気で世界に向けて農産物の輸出を考えれば、市場が大きく拡大するかもしれません。

 

世界に美味しい日本のものを自由に輸出できるTPPは農業が今まで以上に儲けられる可能性も秘めています。
農業を守るために頑なにTPPに反対している人達は、見方を変えれば日本の農家の力を過小評価しているとも言えます。

 

 

ちなみに農協(JA)はTPPを声高に反対していています。
理由は

@食料自給率に大きな影響が及ぶ
A食の安全の仕組みが変わり、国民生活が一変してしまう可能性がある
B輸入品が増えて、国内農業が衰退する(農作物の価格下落、農業者の意欲がなくなる)
C輸出はそんなに増えない(現在中国や韓国が輸出の大部分で、TPP加入国への輸出が少ないため)

だからだそうです。

 

※他にも、JAcom(http://www.jacom.or.jp/)で「TPP」と検索すると、TPP反対記事がいっぱい出てきます。
興味があれば覗いてみてください。

 

繰り返しになりますが、確かにその可能性も否定できません。
しかし逆に国が農家を守りつつのTPPなら、農家の懐は暖かくなる可能性だってあります。

 

このようにTPPで農家は潤うという意見、苦しくなるという意見、両方があります。
どちらも理由なく言っている訳ではありませんので、大事なのはどちらの方が正しい根拠を持っていっているのかですよね。
どちらか一方の考えに偏ることなく、賢い国民でありたいものです。

 

関連ページ:TPPに反対のJA(農協)にからむ利権とは

 

 

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